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【安全管理・教育】大阪府高槻市・摂津峡での川あそび中に発生した事故を受けた安全対策に関する声明

大阪府高槻市・摂津峡での川あそび中に発生した事故を受けた安全対策に関する声明

2026年2月
一般社団法人 根っこわーくす
代表・安全管理責任者 大島 一


■ はじめに

私たち「根っこわーくす」はこれまで、
「自己肯定感が育つ居場所」
「子どもが自分らしくいられる自由な居場所」
を理念に掲げ、子どもの主体性と自己決定を尊重する活動を行ってまいりました。

しかし2025年夏、摂津峡(大阪府高槻市)での川あそび活動中に事故が発生しました。

この事故により、関係する児童および保護者の皆さま、関係者の皆さまに多大なるご心配をおかけしましたことを、心より深くお詫び申し上げます。
幸い命に別状はありませんでしたが、児童が大きな怪我を負う結果となりました。

本声明は、この事故を出発点とした安全管理体制の見直しと、今後の方針についてお伝えするものです。


■ 事故の概要と私たちの受け止め

活動中、6年生の男子児童が高所の岩場から川へ飛び込もうとした際、足を滑らせ下の岩場へ転落しました。

私たちは事故の背景を検証し、以下の課題を確認しました。

・重大事故につながり得るハザードの認識はあったが、基準が明確でなかったこと
・安全判断が個々の経験や裁量に依拠していたこと
・危機管理および状況判断への認識に甘さがあったこと

この事故は、
子どもの「やってみたい」「できる」という思いを尊重することと、
「生命を守る大人の責任」を最優先にすることの両立の難しさと重要性を、私たちに突きつけました。

二度と同様の事故を起こさないために、自由と安全の両立の考え方と行動基準を、明確に言語化し、組織として再構築いたしました。


■ 安全を守る大原則

私たちは、子どもたちの生命(心と身体)の安全を最優先に守ります

安全が確保されてこそ、自由や挑戦は成り立ちます。
私たちは内部で
「安全がなければ自由なんてない」
という言葉を共有し、日々の判断の軸とし、安全認識を強化します。

重大な危険(ハザード)は、「自由」や「任せる」の範囲には置きません。


■ リスクとハザードの明確な区別

私たちは「危険」を次の二つに区別します。

● ハザード(除去する危険)
子どもの経験や判断では予測・回避が難しく、重篤な結果につながり得る潜在的な危険
→ 大人の責任で必ず取り除きます。

● リスク(学びとして残す危険)
子どもが考え、工夫し、経験を通して学べる範囲の危険
→ 対話と見守りのもとで経験を保障します。

ハザードは、学びや自由の対象ではありません。
一方で、すべてを大人が管理し尽くすことも、子どもの主体性と自分自身で身を守る能力の成長を奪う可能性があります。
私たちはこのバランスを、継続的に検証し続けます。


■ 大人の責任 ― 行動指針

ハザードレベルの危険は、大人が責任をもって除去します。
具体的には、

・ハザード行動・状況の明確な指定
・ハザード要因を取り除く環境整備
・懸念を感じた場合、迷うことなく即時対応
・明確な注意喚起および禁止措置

これらを、すべてのスタッフ・ボランティアが共有し、統一したハザード場面判断基準で運用します。


■ 具体的な運用体制

安全を個人の経験や感覚に委ねるのではなく、「仕組み」として構築しました。

《 ハザード対象の「行動」「状況」の明確な指定 》
・ハザード場面を指定しました(スタッフ間で共有します)
・危険予測の分類整理をしました

《 安全意識と危機管理救命救急スキルの向上 》
・安全管理責任者の設置(代表 大島)
・毎年2回の講習受講
安全講習(3/25)、救命救急講習(6月上旬)を受講します
・事故発生時の緊急対応マニュアルを整備しました
・怪我・事故報告書フォーマットを整備しました
・ヒヤリハット報告フォームを作成し、運用しています

《 毎月一回 定例安全検討会議の実施 》
・ヒヤリハット事例・怪我報告の検討とハザード場面の見直しをしています
・安全管理チェックリストの定期確認を行っています

安全は「注意すること」ではなく、「仕組みとして回し続けること」であると位置づけます。


■ 安全教育で大切にすること

私たちの目標は、

「子ども自身が、自分の安全を判断し守れる人になること」

です。
そのために、潜在する危険についての理解を子どもたちと深める姿勢を大切にします。

・危険を子ども自身が理解できるよう伝える
・一方的な行動の禁止や命令だけにせずに、対話で考える
・経験 → ふりかえり → 学びの循環をつくる


■ これからに向けて

子どもの安全を守ることを、すべての活動の最優先事項とします。

私たちは、事故の事実から目を背けず、学び続け、改善し続ける組織であり続けます。

自由と挑戦を守るためにこそ、安全を徹底し、子どもの生命を守り抜く責任を果たします。

この決意のもと、安全管理を最優先課題として徹底し、信頼の回復に全力で取り組んでまいります。

今後とも、根っこわーくすへのご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。


※安全管理教育 資料

  • #自由

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